 |
※ カッコ内の日付等のクリックでその日記へジャンプします。
※ 写真クリックで別窓に少し大きな写真が表示されます。
★INDEX
☆ ( 日本時刻 ~2013/03/06 ) 【 成田空港 (出国) 】
☆ ( 2013/03/06 ) 【 ~ パリ・シャルルドゴール空港 → カサブランカ 】
☆ ( 2013/03/07 ) 【 メクネス → ヴォルビリス遺跡 → フェズ 】
☆ ( 2013/03/08 ) 【 フェズ 】
☆ ( 2013/03/09 ) 【 フェズ → アトラス山脈 → エルフード 】
☆ ( 2013/03/10 ) 【 エルフード → トドラ峡谷 → ワルザザード 】
☆ ( 2013/03/11 ) 【 現地レポはお休み 】
☆ ( 2013/03/11 ) 【 ワルザザート → アイト・ベン・ハッドゥ → マラケシュ 】
☆ ( 2013/03/12 ) 【 マラケシュ 】
☆ ( 2013/03/13 ) 【 マラケシュ → カサブランカ 】
☆ ( 2013/03/14 ) 【 カサブランカ → パリ経由、成田空港 (帰国) 】
☆ ( 2013/04/01 ) 【 小説で再びモロッコツアー 】
◇ 海外脱出2013(モロッコ大旅行)(2013年3月6日) 【 成田空港 (出国) 】
画像左 : モロッコってどこ?アフリカの北西部です。
画像中 : 8つの世界遺産のうち、5か所を観て来ます。((c)在モロッコ日本大使館)
画像右 : あくまでもイメージ。気分は「砂の惑星」ですかね
|
ジャ~ン!
再びドラの音が響き、まもなく自宅を出て成田空港へ向かい、国外脱出2013のスタート、年に1度の
非日常の世界へ。
今年の行き先はパリ経由でモロッコ王国。期間は10日間(3月15日帰国)です。
昨年のマチュピチュ他5大世界遺産巡りに味をしめ、今回も
・行ったことのない一つの国を周遊。
・私生活に影響無い範囲でなるべく遠く、なるべく長く。
・世界遺産もタップリ観たい。
といった条件から行き先を選んだ次第。
初のイスラム圏への訪問で、異文化にふれる旅。アルジェリアの西隣りの国で危険が無くはない
のですが、心配したらどこにも行けません。余談ですが 「 9.11 」 の8日後にカンボジア/ベトナムに出発。
ガイドブックを一読し、映像媒体では映画 「 カサブランカ 」 とNHK-bsの世界遺産番組で予習。
前者は第2次世界大戦頃のモロッコの世情は分かりましたが、ほとんどスタジオ撮影で、旅行ガイド的
にはあまり参考にはなりませんでした。後者は今回は訪問しない首都ラバトを取り上げたもので、旧市街、 新
市街の異なる味わいは他の都市でも体験でき、
大いに期待を抱かせるものでした。
お宿はどこも「ネット環境あり」だそうですが、自分の老朽ノートPCでネットにつながるかは別の問題。
つながれば日記の更新をしたいとは思っていますが、あまり期待しないで下さい
熱気球に乗るオプショナルツアーはありません。砂漠で日の出を見る企画があり、砂地を20分も歩けない
のでラクダには乗ると思います。落ちないように気をつけます。
「 成田⇔パリ 」 間はエアバスA380に乗ります。総2階建て超ジャンボ機への初搭乗も楽しみです。
無事の帰国を生あたたかく見守っていただければ幸いです。
ということで、しばしのブッサラーマ。行ってきます。
◇ 現地レポ(2013年3月6日)【 ~ パリ・シャルルドゴール空港 → カサブランカ 】 ☆ TOPへ戻る
 |
 |
 |
写真左
富士山が見えました。
写真右
シャルルドゴール空港で。
A380はデカイですね。
|
ということで、こちらはまだ3月6日。23時10分です。モロッコ最初のお宿(カサブランカ)にインしました。
いや~遠いわ(汗)。パリまで12時間、既にヘロヘロ。乗り継ぎ待ち2時間。パリから更に3時間で到着。
ササッとシャワーを浴びて、スグに寝ます。観光は明日からです。それではまた。
◇ 現地レポ(2013年3月7日)【 メクネス → ヴォルビリス遺跡 → フェズ 】 ☆ TOPへ戻る
写真左
昼食。立派なイカをメインとしたタジン料理。
食べている分には大変美味しいのですが、その後少し過ぎると香辛料に少々胸焼け気分(哀)。
写真中 : ヴォルビリス遺跡。
写真右 : 同遺跡 「 凱旋門 」 より遠方を臨む。
|
昨日もたくさんイイネ!をありがとうございます。
そのうち飽きてくるかもしれませんが、無理せずにおつきいただければ幸いです。
今日3月7日(木)は、カサブランカを8時半に出発。バスは途中2か所の世界遺産を巡り、17時半頃に
フェズのお宿に到着。夕食を済ませたところです。部屋でWIFIはつながらず、ロビーでアクセスしています。
ちなみに電源プラグの形が昨日とは変わりました(汗)。
世界遺産(1)のメクネスではほとんど感動が無いものの、イスラムの奥深さは感じました。
世界遺産(2)のヴォルビリス遺跡。古代ローマ帝国の遺跡がこれだけ広範囲にあるのは単純にスゴいと
思いました。モザイクで描かれた神話の世界とか、なかなか見事でした。
感動したのは車窓から見える普通の田園風景でした。北海道とか阿蘇山ふもとの広大なイメージを
思い浮かべていただけると良いと思います。色とりどりの花が咲く草原を、牛や羊が群れているのが
穏やかな雰囲気。
昨日の疲れが出てきたようで、今日の日記はこれくらいにしておきます。
それではまた。(当地3月7日21時02分)昨日もたくさんイイネ!をありがとうございます。
そのうち飽きてくるかもしれませんが、無理せずにおつきいただければ幸いです。
◇ 現地レポ(2013年3月8日)【 フェズ 】 ☆ TOPへ戻る
写真左
朝一番、お宿からバスが出る前に写真屋さんが一儲け。勝手に撮って、お宿まで売りに来るのです。
写真中 : 旧市街(メディナ)のパノラマ
写真右 : その入り口 「 ブー・ジュルード門 」
|
お宿9時出発、16時戻りで世界遺産(3)フェズ観光の1日。
これまで雲の間に時々青空が見える、という快晴にはほど遠いお天気でしたが、今日はスッキリ晴れて、
街の景色も鮮やかに見えます。ちょっと雨がパラついた時もあり、お天気はしょっちゅう変わります。
フェズの新市街は緑が多く、清掃も行き届いてます。まずは小高い丘から城壁に囲まれた旧市街
(メディナ)のパノラマを眺め、そして迷路の世界へ進入。
メインの通り道でも幅は狭く、小さな店が軒を連ねており、横道に入ると住居。「 迷ったら自力でお宿へ帰る
こと 」 とはツアコン嬢のお達し。「 ちょっとわき道をのぞいてみよう 」 との誘惑を断ち切り、大人しく行列を
組んで歩きました。お店の大きさをたとえると、今は無き 「 秋葉原のラジオ会館 」 というのがピッタリ。
食料品店から携帯電話、飲食店、理髪店、歯医者、CDショップ、ファッション衣料など等まで必要なモノは
全部揃っている感じです。時々、ロバに荷物を積んだ商人とすれ違い、カオス(混沌)というかゴッタ煮
というか、庶民のエネルギーが伝わってきます。カフェもありますが、薄暗く怪しいムードもあり、私たちは
ツアー客御用達と思われる、ミントティーを供する立派な民家で一休み。かつて神学校だった所も訪れ、
イスラミックな装飾も堪能。
ゆっくりのぞく所は、おみやげになるような革や繊維製品、陶器といった名産の大型店や産直所。基本的に
値札無し。値切って買いましょうということですが、けっきょく何も買わずじまい。
夕食はふたたびフェズの旧市街へ行き、戻ったところです。昼夜共に、前菜にパスティラというパイ包み
料理モノが出ました。なかなか美味でございました。ハナシは飛びますが、歯茎が弱ってきたせいか、
硬いフランスパンを噛むのがツラくなってきました(恥)。
明日はひたすら移動の日。500Km以上も走って、砂漠の町へ向かいます。
今日は歩き詰めで、足腰がかなり疲れました(泣)。今夜はスッコーンと眠れるでしょう。
それではまた。(当地3月8日21時32分)
◇ 現地レポ(2013年3月9日)【 フェズ → アトラス山脈 → エルフード 】 ☆ TOPへ戻る
写真左
道中の 「 山なみハイウェー 」 から見える景色は、まるでグランドキャニオンとモニュメントバレーが、
モロッコに現れたのではと言いたくなるような、視界数十キロ(?)を見晴らせる大自然。
いくつも重なる山脈は、緑豊かだったり、まるで岩山だったり、地層学的にも興味深い地表の隆起沈没の
繰り返しを経たものだったり、その表情が刻々と変わってゆき、何時間見ていても飽きる事はありません。
要は自分の大好きな景色が続き、ツボにはまりました。
(この写真では意図が良く伝わらないのが残念)
写真中
フェズから約500Kmを走り、砂漠の街エルフードに着いたのが18時過ぎ。ここでバスからトヨタのランド
クルーザーに乗り換え。途中で舗装された道路がなくなり、道があるのか無いのか良く見えない砂地を
一路お宿へ。周囲の景色はやはり米国コロラド州やアリゾナ州で見てきたものを思い出させます。
(ミラーに映るドライバーに焦点が合ってますね、汗)
写真右
その途中で砂漠の向こうの山なみに太陽が沈んでゆきました。明日も晴れる事を祈るばかりです。
|
皆様、こんばんは。
今夜も頑張って現地レポを書きます。フェズ郊外のお宿を8時半に出発し、アトラス山脈を越え、目の前が
サハラ砂漠というカスバ風のお宿に19時20分に到着。即夕食。
回りは真っ暗で、砂漠が見えない替わりに、降るような星空が出迎えてくれました。
長い1日でしたが、広大な景色に大満足。
明日は5時15分モーニングコール。5時45分、ラクダに乗ってサハラ砂漠の日の出鑑賞へ出発。
ササッとシャワーを浴びてスコーンと寝たいと思います。
ということで、それではまた。(当地3月9日21時18分)
PS
このカスバ風のお宿。普通の部屋とはまるで異なる笑える演出に満ちています。
それはまた別の機会に。。
◇ 現地レポ(2013年3月10日)【 エルフード → トドラ峡谷 → ワルザザード 】 ☆ TOPへ戻る
写真左
砂漠の日の出。色味は違いますが 「 ANNIVERSARY 」 のPVを思い出しました(汗)。
写真中 : 300mの岩山がそそり立つトドラ峡谷
写真右 : かつてのカスバ( 城砦 )とオアシス( 道中にて )
|
皆様、こんばんは。昨日もたくさんイイネ!をありがとうございます。
今日もけっこうハードな1日でした(疲)。
朝5時45分、サハラ砂漠日の出鑑賞ツアーへ出発。少しドーンパープルな空に、まだ星も輝いて見えます。
ニワトリの鳴き声が響く中、お宿内のラクダ乗り場(?)へ。こういった動物に乗るのはご幼少以来かと(笑)。
ラクダの乗り降りの際に、ひっくり返らないように注意すれば、後は鞍付属のハンドルを握っていれば
何の不安もありませんでした。ただ、後から肩こりと太もも痛に襲われたです(泣)。
20分程ラクダに乗り、見晴らしポイント下でラクダを降り、登頂(?)まで少し歩かねばなりません。
ホンの数分ですが、足をとられ四苦八苦。はるか彼方の山からご来光を待ちます。風は無かったですが、
エラく寒かったです。6時20分頃でしょうか、太陽が顔を出します。1日早いですが、震災2周年にちなんで
1日も早い復興を遠いアフリカから祈らせていただきました。
あくまでもサハラの入り口ではありますが、太陽の上昇と共に刻々と変わる砂漠の様子に、この先
「 ホライズンを追いかけ 」 てみたくなりました。
お宿出発8時40分。
4WDに乗ってベルベル人のテントに寄り、ミントティーをいただきます( テントは観光用 )。これまでにも
何度か飲みましたが、その都度味が異なります。基本は中国茶+ミントで、砂糖なしの方がお好み。
エルフードの街に戻り再びバスに乗り、化石工場( ショップ ) を経由して、昨日と同様、360度視界
数十キロ(?)の荒野を走りぬけ、トドラ渓谷でランチタイム。更に南下すると、標高4,000mクラスのまだ
雪が残る高アトラス山脈が遠くに見え始め、聞いてはいましたが予想以上の大パノラマにまたもや感動。
今夜の宿泊地ワルザザードに着いたのは18時30分頃。
映画のロケ地 ( 例えばバベル ) として活況にわく街だそうで、今夜は本ツアー唯一の5ツ星ホテルに
宿泊。スイートと言って良さそうなワイドなお部屋にバルコニー付き ( これがまた広いの )。
WIFI電波は4種類飛び、ID入力のセキュリティ付き。シグナルの強さ中、お部屋でスイスイとインターネット。
( これまではセキュリティ無し、強さは弱 )
いっけん豪華なお部屋ながら、ライティングデスクがグラグラ揺れたりして、こんなツメの甘さはお粗末。
夕食のレストランは外国人で満杯。それなりのショップも完備して、確かに国際的なホテルの雰囲気は
漂ってます。今夜も星がきれいに見えますが、嵐のような風が吹いてます。
明日の出発は9時。CNNなど見たくないので、ウソラジオを聴いてからタップリ寝ようと思います。
それではまた。(当地3月10日21時21分)
◇ 現地レポ(2013年3月11日)【 現地レポはお休み 】 ☆ TOPへ戻る
皆様、こんばんは。マラケシュに17時50分に到着しました。
お宿の部屋のトラブル対応で疲れてしまい、3月11日付けの現地レポ書きはお休みします。
12日付けと一緒に明日、書くつもりです。それではまた。(当地3月11日21時38分)
◇ 現地レポ(2013年3月11日)【 ワルザザート → アイト・ベン・ハッドゥ → マラケシュ 】
☆ TOPへ戻る
皆様、こんばんは。
もう飽きたよという感じかもしれませんが、もうじき終わりますのでお付き合い下さい。
昨夜の突風もおさまり雲ひとつ無い好天気。れき砂漠への出入り口の街、ワルザザートを9時に出発。
「 アラビアのロレンス 」 ロケ地や、米伊出資のスタジオ(Atlas Co.)を通り過ぎ、世界遺産(4)
アイト・ベン・ハッドゥへ向かいます。荒涼としたパノラマは相変わらずで、ピンクがかった赤土が
真っ青な空に映えており、日本ではまず目にしない光景が続きます。
写真左:アイト・ベン・ハッドゥ
絵葉書のようです。この城砦の中に数家族住んでいるとか。映画「グラディエーター」撮影時のセットが、
壊されずに残してあり、周囲の景色になじんでおりました。今ならCGで済ませてしまえますが、ちゃんと
ロケしたとは立派(?)。
ここで昼食をとり 「 日光いろは坂 」 状態のくねくね道を通り、バスはひたすら世界遺産(5)マラケシュの
町へ。途中、何箇所か写真撮影休憩をとります。大パノラマに少しずつ緑が増えはじめ、下界へ降りてきた
雰囲気が漂ってきます。
写真中:マラケシュへ向かう道中にて、車窓より。
だんだんと人や建物やクルマが増えてきたなと思うと、既にマラケシュの郊外。みるみる近代的な大都市の
景色へと変わってまいります。田舎から都会へ出てきたという感じひとしお。巨大スーパー(カルフール)を のぞいてから、お宿到着。
ササッとシャワーを浴びて小休止後、夕食へ出発。となる予定が、部屋に問題がありドタバタの始まり。
洗面用の水を貯めるためにノブを引くと、フタが閉まりますが、そのフタが無く水が溜まりません。これは
たまらんと(しゃれにもならない、笑) ツアコン嬢の部屋に電話するも出ず。
(彼女も部屋に問題が置き、ルームチェンジしたそうな)仕方なくフロントに説明し、営繕の男が尋ねては
きたもののお互いに相手の言葉が理解できないわけです(泣)。
「 見りゃ分かるだろう 」なのですが、彼は何もしないで帰ってしまいました(焦)。
その後、ロビーでツアコン嬢を見つけ、今度は制服ホテルマンも同行して、あれやこれやと。でもって
ホテルマンはフランス語を話すので、ワタクシメとしては何が何やら。
30分にわたる大騒動で、一見落着したらドド~ッと疲れが。。
後で同行者に聞いたら、同じような部屋がたくさんあり、皆さん現地の流儀だと思い納得していたそうで、
自分だけ空騒ぎしてたのかも(大恥)。
気を取り直して、夕食へ出発。その前に
写真左:「 ジャマ・エル・フナ広場 」 へ。
毎晩お祭り状態のパワーにはひたすらビックリ。ものスゴい人だかりです。
芸人パフォーマスには当地の人中心に人の輪。食べ物の屋台はテーブル席もあり、とにかく安い。
正に居酒屋の雰囲気で、観光客でいっぱい。(でもお酒は飲めません)私たちはドラゴン何とかという
お店で、ベトナム風中華料理の夕食。私たち好みのお味で好評でございました。
お宿へ戻って久しぶりに7時間も爆睡。
今日も疲れました。ということで、翌日の現地レポへ。。(当地3月12日16時26分)
◇ 現地レポ(2013年3月12日)【 マラケシュ 】 ☆ TOPへ戻る
写真左 : 緑が多い、お宿前のムハンマド6世通り ( 今朝7時30分頃 )
写真中 : クトゥビアの塔
建物のデザインは4面それぞれ異なるそうです。上部にコーランを流すスピーカーが見えるでしょうか?
今まで何度かスピーカーによるコーランを聞きました。それは基本的には録音ではなく生声だそうです。
写真右 : 観光馬車に乗ってお宿に帰着(15時頃)
|
近くにメナラ庭園があり、お宿周辺にも緑が多い為か、早起き鳥のさえずりと共にお目覚め。
レストランには雀のような鳥が歩いてました。
9時、世界遺産(5)マラケシュ観光に出発。
フランスからと思われる旅行客が多く、新市街はかなり垢抜けていて、キレイです。まずは聖子ちゃんの
歌 「 マラケシュ 」 にも出てくる街のシンボル 「 クトゥビアの塔 」 へ。
松本隆氏の歌詞は当地の雰囲気が良く出ています。
ユーミンのようにガイドブックを見て作詞したのでしょうか??
今日も良いお天気で、街の色々な建物はサンドカラーで統一され、コントラストが映え渡る感じです。
その後、バヒア宮殿、サアード朝の墳墓群といわゆる観光コースを巡り、メディナ散策へ。
フェズのメディナが最古。こちらは11世紀の面影を残しているそうです。小さな商店が集まるエリアは、
フェズほど混沌とはしておらず意外と清潔。観光客相手の店では、スズキ、ホンダ、ナカダ、ヤクザ(!)等、
知っている日本語で声をかけられます。ただでさえ人が多いのに、自転車、バイク、クルマが通り過ぎる
ので神経がすり減る感じ。
リヤド ( 邸宅 ) 風レストランでの昼食後、昨夜も行った 「 ジャマ・エル・フナ広場 」 で自由行動1時間。
夜とは雰囲気が変わりはしますが、相変わらず観光客でごった返してます。ダラダラと歩き、少し買い物を
して、またまた足腰が疲れました。
帰りは 「 観光馬車のお迎え♪ 」 が標準でセットされていて、お宿まで揺られて戻ってきました。
馬車はゆっくり進むので、景色を見るには良いです。若干恥ずかしい気もしますが。
今日は普段よりかなり早めに予定終了。
明日はカサブランカに戻り、モロッコ最後の夜となります。
◇ 現地レポ(2013年3月13日)【 マラケシュ → カサブランカ 】 ☆ TOPへ戻る
写真左 : 「 マラケシュ → カサブランカ 」 間のハイウェイ車窓より
写真中 : 大西洋岸にそそり立つ 「 ハッサン2世モスク 」 外観
写真右 : ( ブレてます ) 内部。撮影OKなモスクは珍しいそうです。
|
マラケシュからカサブランカへ移動。モロッコほぼ一周の旅もいよいよ終盤です。鉄道では2時間ちょっと、
国内線も飛んでいますが、私たちはバスで250km走ります。ここまでモロに雨が降る事はありません
でしたが、バス移動中についに・・・ 景色は田園風景が続き、街に近づくにつれ鉄道の線路が現われ
クルマが増え始め、到着時はお昼時の大渋滞となっておりました。
カサブランカは商業の街ということで、他の観光地のように見所は少ないようです。大西洋に面したモダンな
新市街のレストランで昼食。その後、当地最大の観光スポット 「 ハッサン2世モスク 」 へ。
8年がかりで建設、1993年完成。ミナレットの高さは200m!モロッコ最大、世界で5番目に大きいそうで
正に国をあげての大偉業という感じ。中には2万人入れるそうで、その規模には圧倒されます。
ただあくまでも現代建築。何世紀も経ている訳ではないので感動はいまイチかも(汗)。
雨は既に止んでいましたが、雲って風が強く大西洋は茶色の波がしぶきをあげていました。
その後、映画カサブランカの舞台 「 Cafe American 」 のイメージを模して作られた 「 リックス・カフェ 」へ。
観光バーのような所です。「 行きたい人は夕食後ご自由に 」 ということで、ここは写真撮影停車。
ちなみに3月19日(火)のBS日テレ 「 ホテルの窓から 」 ではカサブランカの邸宅風ホテルを紹介。
全編通して「 映画カサブランカのイメージを探して 」 という趣きで、女性誌のグラビア的な内容。
キレイキレイな街案内でございました。「 リックス・カフェ 」 も紹介され、オーナー女史へのインタビューもあり
中に入った気分になれましたです。
メディナ(旧市街)も巡りましたが小規模でした。そして、1923年にフランス人によって造られた地区
「 ハッブース 」 を散策。欧州とモロッコの雰囲気が混ざった落ち着いた街で、東京の神保町のように書店が
多かったのが印象的。17時前にお宿へ到着。
小休止の後、新市街の 「 何とかナイトクラブ 」 へ夕食に。2階レストランで、久々に日本人好みのシー
フードを堪能。「 上の階がスゴいことになっている 」 という同行者の言葉に興味津々で行ってみたところ、
確かに怪しい雰囲気ムンムン。薄暗いフロアーに長いヒゲを生やしたオトコたちが、水パイプをプカプカ
吸っていて、モロッコムード満点。調理場もあって、魚を焼く香りが日本と全く同じでした。
お宿へ戻り、現地レポを書くゾと思いきや、Wifiにはつながれど、IPアドレスが取得できないとかで
インターネットには接続できず(泣)。これって接続が混んでいるということでしょうか??PCの設定かもと
思い、色々試しましたがお手上げ。明日の出発はスゴく早いので諦めて寝ることにした次第。
◇ 現地レポ(2013年3月14日)【 カサブランカ → パリ経由、成田空港 (帰国) 】 ☆ TOPへ戻る
写真左 : (ブレてます)お宿前の景色(当地3月14日朝4時頃)
写真中 : カサブランカ空港にて。
モロッコ航空というのがあるとは知りませんでした。ちゃんと(?)国際線も飛んでます。
写真右 : サハラ砂漠入り口での夜明け(3月10日朝6時過ぎ)
|
モーニングコール 03時30分、お宿出発 04時30分。
初日と同じお宿ですが、今夜は大通りに面したお部屋。騒音で眠れないと思いましたが、二重窓の効果と
深夜は静かになったこともあって普通に眠れました。といっても寝坊できないプレッシャーで余裕の
お目覚め。
眠気と疲れを感じつつ、バスはまだ暗い街を空港へ。フランスの大雪の影響でパリ行き便は2時間遅れ。
エールフランスからお食事クーポンが渡され、空港内のカフェテリアでパンとカフェオレをいただきます。
ツアーではパンと牛乳のお弁当が付いていて、全部は食べきれず・・・ それなりにショップはありますが、
買いたい物もなく現地通貨約500円分は寄付のボックスに入れてきました。
カサブランカ発 09:30 → パリ着 13:35
パリ発 15:40 → 成田着 翌日12時頃
国際線乗り継ぎ時の手荷物検査等で時間を取られ、成田行き便への搭乗まであまり時間がありません。
ラウンジでとりあえずのショート日記を書き、再びエアバスA380機内へ。ところが1時間過ぎても出発
しません。何度も 「 お客様の人数を確認しています 」 とか 「 当便のお客様以外の荷物を取り出し中 」
とか。大丈夫かエールフランス。。
移動体の中では寝られないワタクシメですが、このフライトではさすがに良く寝られました。
機内映画は1本鑑賞 「 世界にひとつのプレイブック 」 。心の病回復中の主人公を巡るラブコメディ(?)。
アメリカならではのおハナシのように思えますが、必死に前に進もうとする人たちの良いおハナシでした。
ロバート・デ・ニーロの吹き替えが、あまりにも合っていないのが惜しかったです。
到着した成田空港は寒くもなく暑くもなく。出発時はコートを着ていたので、春らしくなっていたようには
感じました。京成スカイライナーに乗り、45分で上野着。高いけど早いです。
10日間、アッという間に過ぎました。昨年のペルー旅行は素晴らしかったですが、モロッコも予想外の
美しさで大満足。今年の年金の大半を費やしてしまいましたが、もう二度とこの国へ行く事はないでしょう。
来年もどこかへ出かけたいモノです。
余談です。
私たちと同じツアーの3月13日出発分は、「 成田→パリ 」 便が1日延発となり、フェズ2泊が1泊になった
らしいです。(メクネスとヴォルビリス遺跡観光の1日カット)世の中何が起きるか分からないです。。
◇ (2013年4月1日)【 小説で再びモロッコツアー 】 ☆ TOPへ戻る
早いものでもう4月ですが、モロッコネタ継続中です。
出発前にサハラが出てくるという紹介コピーを見て買ってみたのが 「 遥かなる水の音 」(村山由佳著、
集英社文庫)。結局、今頃になって読み終えました。
(タイトルは砂漠の下に水脈が流れていることからきています)
「 僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな 」 弟の遺言の希望を叶えようと、その姉、
パートナー( フランス人男性 )、幼なじみの男女2名の4名が、パリからモロッコへ旅立ちます。
お話しの中での行程は、パリ → ( 飛行機で ) スペインのセビーリャ
→( 鉄道で )アルヘラシス →( フェリーで )タンジェ( モロッコ入国 )
→( 以下、現地人ガイド運転のクルマで )フェズ→マラケシュ
→( アトラス越え )エルフード →( 4WDに乗り換えて )→ メルズーカ。
前にも書きましたが、メルズーカはサハラ砂漠入り口の村。
著者は現地での自分の体験をまじえて書いている訳です。モロッコには3週間滞在されたとか。
私の行程とは違いますが、モロッコへ入ってからのメディナ ( 旧市街 ) やスーク ( 市場 )、食事や
空気感等など、どれもこれも 「 分かる分かる 」「 そうそう、そうでした 」 という感じであたかももう一度
ツアーを再体験しているようでした。
マラケシュ以外は泊ったホテル名まで書かれており、ナンとメルズーカでは私が泊ったホテルが出てきて
ビックリ。一行はこのホテルからラクダに乗って1泊砂漠ツアーに出発。月明かりでラクダに乗った人たちの
影が、砂漠に映るとか。。夜は砂漠の中にあるトゥアレグ族のテントで過ごし、日の出を迎えます。
小説の終盤、いよいよ灰をまくシーンでは、自分のモロッコ体験も重なり合って、妙に心を動かされました。
私がサハラ体験をした際、ここはあくまでも入り口であり 「 もっと先まで行ってみたかった 」 と思いました
が、正にこの小説で代理体験をさせてもらいました。現地ガイドが話す宗教的な習慣や歴史的な解説も
とても参考になりました。
そのホテルの公式HPも見つかりました。http://www.xaluca.com/en/hotel/tombouctou/
4WDで砂漠を巡るツアーもあるようです。プールがあるのには気がつきませんでした(汗)。
スイートルームは立派ですね。泊ったお部屋は最安の「Standard Single(Twinの1名利用)」。笑ってしまう
ような色使いが鮮やかな意匠が印象的。バスタブ無し(シャワーのみ)。天蓋付きのベッドは初体験でした。
1泊2食付きでお一人710DH(ディルハム)がホテルレート。当方のモロッコでのカード払い請求額から
計算すると\8,165。明らかに物価は安いと思います。
ちなみに、ガソリンスタンドでのカフェオレは10DH(\115)でした。
そんなこんなで益々、行って良かったと思います。まだまだモロッコネタは続くかも。
写真左 : 日の出スポットからここまで乗せてきたラクダ群と遠景を臨む
写真中 : 旅行者は誰もが撮る定番の写真です
(日の出を撮ったら電池がなくなるも、奇跡的に復活して撮れたもの)
写真右 : レストラン前から砂漠を臨む(ラクダ乗り場も見えます)
|  |