季刊サイエンスウインドウ 2012年秋号(10〜12月) (2画像合成・縮小)

(c) 独立行政法人科学技術振興機構
「[特集] 音を知り音を使う」より
「僕にとって良い音、好きな音を求めて 松任谷正隆 」
(全2ページ)
*抜粋
僕がポップスをつくるときは、「今」をとても意識します。
今の音を素材にしたいのです。料理で言えば、昔の青臭い
トマトよりも今のフルーツトマトを使いたい。ただ、うちの
かみさんの音楽のように、懐かしさやクラッシックな感情を
扱うときは新しい音ばかりでは表せないので、どこかで
青臭いトマトを入れる。そんなふうに基本は新しい音を使い、
そこに必要に応じて懐かしさを感じさせるエッセンスを
持ってくることもあります。
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