ギター・マガジン 2024年6月号
  特集 証言構成 ティン・パン・アレーの真実   *画像は出版元より

M氏インタビュー( 全6ページ )

 (抜粋)
 ー『 ひこうき雲 』 はレコーディングに1年かかったと言われています。
 M それはボーカル録りに時間をかけたからで、演奏自体はすぐに完成しましたよ。
   新宿のリハーサル・スタジオに入って、4曲くらい練習して、何となく方向性を
   決めてから録音に臨んだんです。

 ー全員のアンサンブル、演奏力に対する自負のようなものは当時ありましたか?
 M なかったです。ほかに上手い人たちは死ぬほどいたから。他のメンバーは
   わからないけど、自分の実力を1から10までの評価にしたら、5程度。それを
   8まで上げるためには、もっと才能と知識が必要だった。当時の自分はわからずに
   やっていた感じです。

画像=59K
(c) (株) リットーミュージック

ユーミンインタビュー( 全5ページ ※TBS 「 セブンスターショー 」 での写真1ページ )

 (抜粋)
 ー『 COBALT HOUR 』 は本紙調べだと、最もギタリストに愛されている
   荒井由実のアルバムです。
 ユ そうですか!ありがたいことです。なんか、私がピアノで作ったコード進行を
   ギターで弾くと、魔法のような響きに思えるらしいんですよね。
   そんなに大したことやってないつもりなんだけど(笑)。

 ー最後に、ユーミンさんの音楽キャリアにおいて、キャラメル・マとは
   どんな存在ですか?
 ユ ……月並みですけれど、宝物ですね。セレンディピティです。

画像=59K
(c) (株) リットーミュージック

※お二人以外のインタビューでも、荒井由実時代の録音やライブのエピソードがたくさん載っています。