東京人 2021年4月号
特集 シティ・ポップが生まれたまち 1970-80年代TOKYO
松任谷正隆
サウンドに織り込まれる、街の風景と空気感。( 文・村尾泰郎 )
※全4ページ
(抜粋)
正隆氏
「 僕らと出会ってなかったら、彼女(ユーミン)は今と違う路線を行ってたと思います。
もしかしたら、クラシックをやっていたかもしれない。当時、彼女は僕たちが言うことを
我慢して聞いて作っていた。彼女が作りたいようにやっていたら、ああいうアルバムになって
いなかったはずです。でも、アルバムを作ったことで彼女は大きく変わったんです 」
レコーディングを通じて信頼関係が生まれたのでしょうか?と尋ねると、松任谷さんは
慎重に言葉を選んだ。
正隆氏
「 信頼関係ではないですね。最小公倍数を見つけた、というか。
最小公倍数を見つけながらやって行くうちに、方向ができてくるんですよ 」
(c) 都市出版(株)
※巻頭、漫画家、イラストレーター江口寿史氏による
「 レコードジャケットは無言で語る。 」のページに「 パール・ピアス 」の
ジャケットとインナーのイラストが紹介されています。
(抜粋)
特筆すべきは中の全12ページのブックレットで、全面にわたって安西水丸さんの
クールミントなイラストがフューチャーされている。しかもそれを表には全く謳っていない。
レコードを買って、中を開いて初めて気がつくのです。それ、レコードを買う醍醐味じゃ
ないですか。なんて品良く贅沢な。肝心の音楽も日本製AORの名作だと思います。
(c) 都市出版(株)
※上記2記事の他にも、多くのページでユーミンのアルバムや楽曲がとりあげられています。
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