Live Report (Update:'21.04.14 ◎ 戻る


 2021年3月30日(火)  2021年4月10日(土)  2021年4月12日(月)

** これまで通り、おぼろげな記憶とメモを基にした個人の感想です。 **
** MCの言葉には抜けや誤りが確実にあります。悪しからずです。 **

 2021年3月30日(火)

  ガラケーで十分と思っていたワタクシメがスマホに機種変更したのは昨年10月末。
苗場2021が電子チケット化されスマホが必須と発表されたから。それから半年後、初めて電子チケットを使う
日がやってきました。入場時表示すべき画面を出すのに手間取ったものの(恥)、一度経験すれば今後は
大丈夫。これまで4号館に飾られていたお花はブリサーディウム前のスペースに。
入場時にスタッフがハンディ機器をスマホ画面にあてると、ポンとスタンプが現れました。


☆スマホのスクリーショット

  今夜のお席はCブロック8列通路側。席に紙チケットとフェイスシールドが入った袋が置いてあります。
紙チケット表面の日付は旧公演日、裏面上部に振替日が印刷されてます(TOP PAGEの写真ご参照)。
オモテ面は日によって色が違うのでしょうか?
  フェイスシールドはシールド部分とメガネフレームからなり、自分でその場でセットします。
場内アナウンスは「拍手、手拍子はご自由に」とか「安全予防を鑑みアンコールはございません」と言ってます。係員は「立っても良いが、移動はダメ」みたいな事を言って歩いてました。
何故かパイプ椅子がテープで床に固定されてました。


☆デイリー紙面より
  21時13分頃、スモークがステージ上から吹き出し、いよいよ公演開始。既にこの時点で場内は暑く、早くもTシャツ姿の
ワタクシメ。宇宙隊員風の衣装のメンバーが登場し、拍手が
沸き起こり、モッコモコの宇宙服姿のユーミンがヘルメットを
抱えて登場し始まる 「 M01. SAVE HOUR SHIP 」 は、やや
スローテンポ。場内壁面には電球の星が輝いております。
今年のタイトル 「 Woman in the moon 」らしい選曲。
この宇宙服は重くかさ張って大変だろうな思っていたら、衣装を
ブルーのスーツに着替えて、そして開幕のメッセージ。
02. 深海の街 」の前奏が流れる中、『 今日は来てくれて
本当にありがとう。この1年、長い長い道のりでした。こんな時
だから、いつもと違うステージを。最後までごゆっくり。 』

☆報知紙面より

  昨年この曲がここで初披露された時は、なじみのない客が多かったのかいたって静かでクールな反応。
今年は最新アルバムリリース後でタイトル曲ですから、手拍子は出ていました。早々と立つ客多し。
M03. ジャコビニ彗星の日 」は特に強い印象がないまま過ぎ、「 04. ツバメのように 」ではどうして
この曲?と思ううちに終わりました(汗)。サックス小林譲とギター遠山氏が円形ステージに登場したと思い
ます。その後も、たびたびお二人はステージに登場します。続く 「 05. 無限の中の一度 」ではコーラスが
ステージへ。ダンシングしつつ3人で歌いつぐ部分があり、ユーミンは呼吸調整モードなのかも。

  ここでMC1。
  『(客席を見て)フェイスシールドが異様。良く言えばスターウォーズ、悪く言えば怪しげなパーティー みたいな(笑)。このシールドさえあれば、今まで通りに盛り上がって結構ですからね。ウルトラバイオレットも セットに組み込まれているのでご安心下さい。何はともあれ、苗場が出来て良かった(大拍手)。 誰に感謝して良いのか分かりません。とにかく、来てくれてありがとう。次は新しいアルバムから何曲か。』 アルバム通り 「 M06. 1920 」 と
M07. ノートルダム 」 の流れに聴き惚れます。終盤、武部氏のピアノ演奏が際立つ編成も印象的でした。
続く 「 M08. 満月のフォーチュン 」では、コーラスもステージ上に現れ、客も立ってます。カンフーっぽい振りは何だかな~と思いつつ、昔の振りをしてしまいそうになる 自分は高齢のファンだと思う(笑)。

  歌い終えたユーミン。『私だって怖いんです。ブランクって感じだったから。』
  後のMCでもそうですが、どうしても新型コロナ感染症の話しになるのは仕方ないですよね。
  ここからリクエストコーナー。今年は2名に縮小。 「 RQ1. 雨に消えたジョガー 」は新宿区から来た59歳
男性から。エピソードはあまり受けていない感じ。『歌詞となる病名を遠藤先生に20くらい出してもらって、
(メモれてないので略)悲劇だけどファンタジーみたいな曲になりました(といったニュアンス)』。
  「 RQ2. A HAPPY NEW YEAR 」はご婦人のリクエストで、会話の流れで年下のご主人もステージへ。
選曲の理由を話すのですが『去年来た人が今年は来ないとかある。ここへ来て、ユーミンやお客さんに会うと、
涙ぐむ』との言葉から、けっこうジ~ンとくる展開に。ユーミン『ミュージシャンも亡くなったり。長くやってるって
ことはそういうこと。』" NEW YEAR "は1月だけでなく、苗場カレンダーでも " NEW YEAR " が来たと思って
聴きました。リクエストした人には、特別支配人の名刺とコーセーの雪肌精が渡され、ユーミンと写真を撮り、
ステージを下ります。余談ですが、フェイスシールドが入った袋に 「 KOSE 」の文字があり、これだけでプロモ
効果があるのかな?と。(協賛としてチケット裏面に社名が載ってはいます)

  リクエストコーナー終了後、ユーミンのMC2。
  『本当は(客に)登壇してもらうのを辞めようか、コーナー自体をやめようかとも。でも、苗場といえばリクエストでしょうということで、来年はちゃんと3人にしますからね!』って頼もしいのですが。 『さて次の曲ははるか昔。1964年の東京オリンピック。あの頃もう一度、東京にオリンピックが来るなんて思わなかった。正に未来と今は
どんなにつながっているのでしょう。そんな曲を。』


☆スポニチ紙面より
  霧にみたてたスモークがたちこめる中 「 M09. 未来は霧の中に 」 が終了。
そして壮大な雰囲気の前奏が流れ、白いホットパンツ姿に替わってユーミン登場。
曲はナンと 「 M10. 丘の上の光 」! この曲、大好きながら一度もライブで聴いた経験が無い。アルバムの片隅にある名曲とはこんな曲。 情景と心情をミックスして、時の
流れを表現するのがユーミンワールド。ハッピーソングでありながら、 ちょっぴり切なくもなるメロディーと歌詞。「いつしか 今日の日も想い出に 少しずつかわる」
真面目に測った事は無いですが、ユーミンの曲の中で後奏が最長なのでは? 後奏の時に衣装替えが出来るな、と思ったりしてました(汗)。今夜の後奏部はオリジナル程
長くなかったですが、ユーミンはスキャットをジャズっぽく加えてくれました。
  続く 「 M11. NIGHT WALKER 」 。「シルエットマジックが良かったのはポックラツアーだったかな?」と 思っているうちに 「 M12. NIKE~The goddess of victory 」へ。
これも 「 深海の街 」 と同様に、昨年初披露の曲。あの時は初めて聴く人ばかりで、
客席は手拍子すら無く静まり返っていました。今夜も盛り上がり感はそこそこ。
ステージ真上の円盤の照明が、竜巻のようにぐるぐる渦巻いてました。
  終了後、ユーミンのMC3。
  『これはおととし「雪の日(毎年2月の第4日曜日)」のために作った曲。いつもと
違って今年はシーズンの終わりを告げているようで少し淋しいです。苗場が終わると
ツアーの準備に入ります。まだどうなるか予断を許しませんが。新しいトライもお見せ
できるかも。楽しみにしていて下さい。

  (ここからは)最後のブロック。皆さんの健康と安全を祈って歌います。』
そして始まる 「 M13. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ 」 。照明もたんぽぽ色に。 続いての 「 M14. Blue Planet 」 も好きな曲。サーフィンの体勢をとるユーミン。 ステージ真上のお皿の中央部にあるミラーボールが
下がってきて 「 M15. Man in the Moon 」 。 聴くたびに、自分はこの曲を分かっているのかと思うのです。
希望の曲?退廃の曲?客席の次第に盛り上がり感が更に増してゆき 「 M16. COBALT HOUR 」 。もう既に
タイムマシンツアーが懐かしい。 続いて 「 M17. VOYAGER~日付のない墓標~ 」。 「 シン・エヴァンゲリオン劇場版 」 で使われ再評価されており、 ここで聴けるのはタイミング良し。
  終了後、メンバーを紹介しつつその本人がステージに上がり始め『以上のクルーでお送りしました』。
全員でステージ上を回って、各々の持ち場へ戻ります。
※ここからアンコールなのかもしれませんが、開演前場内アナウンスを尊重し、曲番号はMxxで続けます。

  ユーミンのMC4。
  『去年は40周年ということでステージに40とあって、ある意味集大成。テレビではダイヤモンド・プリンセスの
事をやっていてギャップの大きさに遠くの出来事のようだった。2020年は特別な年になってしまいましたね。
今も続いています。どんな事があっても人々は乗り越えてきた歴史があります。皆さんが幸せでありますように、
今年だけのアレンジで。』 そして始まる 「 M18. BLIZZARD 」 はスローバージョン。さすがにお約束の振りは
不謹慎ということでしょうか。ラストは 「 M19. 雪の道しるべ 」 でしっとり余韻を残し、再びメンバー全員がステージに上がり、客席に手を振りながら退場。 客の手拍子は起きず、終演は23時22分頃。
ブロック別に誘導されての退場となり、会場を出るまでに少々時間がかかりました。
サンヨー食品(株)が協賛でしたが、昨年のようなサッポロ一番の配布はありませんでした(汗)。

  まりやさん、達郎さん、真梨子さんの今年のツアーは中止となりました。
  今年の苗場の開催にあたり、制作サイドは何かと大変な努力をされたことでしょう。
  とにもかくにも、一時はあきらめかけていた、今年の苗場へ来れて本当に良かったです。
  選曲はM09~M17あたりがわたくし好み続きで、なかなか良かったと思いました。
  残り6公演が、つつがなく開催されるよう祈ります。


 2021年4月10日(土) ☆
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☆スマホのスクリーショット

☆撮影日時 : 4月10日(月) 14時40分頃

  再び来ました。今日のがチケプラ当選最初のチケット。ものすごく晴れていて、窓から差す太陽光はまぶしい。
 部屋から見える残雪は、10日前から更に少なくなり、山の上へ通じるジグザグになった道が見えてます。
  お席は前回と同じブロック2列目。生配信用の移動カメラの為に1列目は無く、実質最前列(喜)。配信がある
からではないでしょうが、お歌はかなり良かったです。
  「 ベテランパイロットが操縦しますのでご安心下さい 」 といった昨年と同様の開演前アナウンスがあり、頻繁に
ドローンカメラがハエのようにブンブン飛び回っておりました(汗)。移動カメラが目の前を行ったり来たりする
のですが、カメラマンの左前にモニターが2つ付いていて、そのカメラで撮っている映像と、いま本番で流れている
映像が見えます。ドローンカメラの映像は臨場感があります。それにしてもカメラマンはハードワーク。常に中腰。
俯瞰シーンのある時は邪魔にならないようにでしょうか、更に腰を低くしてました。
  配信映像をオンデマンドで見たかったですが、それはかなわず。

  リクエスト1曲目は川崎市から来た女性より 「 DAWN PURPLE 」。夜明けになったら新しい旅に出ようか
という気持ちになる曲、とユーミン。2曲目 「 ホームワーク 」 は東京から来た男性から。私流のドゥワップ、
コーラスにも出てきて欲しいような、とユーミン。私にメッセージをと言われ、この曲を 「 今度のツアーに入れて
いただきたい 」。

  ユーミンが時々やってくるお立ち所は目の前3メートル?と、最初から最後までアドレナリン出まくり。
息継ぎ(呼吸)の様子も間近に見えて、ユーミンの頑張りが伝わってきます。そうそう、今回の3種類の衣装は
全部始めから重ね着しているんですよね。スモークに包まれてステージ上が見えない間に、脱いで次の衣装に
早変わりする。知人は脱いだ衣装を運び去るスタッフが見えたと言ってました。宇宙飛行士姿で登場後、重くて
熱くて大変だろうと思います。

  こんな席で観られて、もう今年の参加は今夜限りで大満足と思いきや、翌日のお昼に驚愕の展開に。


 2021年4月12日(月) ☆
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  11日(日)の正午前に苗プリ発のバスが越後湯沢駅に到着。一服ニコチンを吸っていると、チケプラからメールが
届き 「 申込チケットが当選されました 」 ですと(驚)。
  は?これから帰るところなのですが(喜)。苗プリに戻って連泊する案もありましたが、ムダが多いので断念。
ということで、翌日出直してきました。お前は武部さんか、というトンボ帰り(汗)。
8公演を通して公称300枚のトレードが成立したチケプラ。その1%が自分にと思うと気分は複雑。

  お席はコーラス前のFブロック最後列。あれ?後ろに2列追加されている(哀)。
  アドレナリンは10日(土)に出し切ったので、今夜は落ち着いて終幕を見極めようと思いました。
  ほぼ定刻に公演開始。アンコールは無い旨のアナウンスは無かったので、お約束はありそうです(喜)。
  今日も配信用の収録がありますが 「 ドローン 」云々のアナウンスはありません。
  最終日はいつも最初から客席の熱気が違うのですが、客数半減とはいえやはりその 「 圧 」 は熱く濃い。
   「 05. 無限の中の一度 」が始まるや、客は総立ちで続くMCの間も立ち続ける ( 私は座る、恥 )。

  リクエスト1曲目は埼玉県から来た女性より 「 5cmの向う岸 」。この方、5センチメートルと言っていて、
そう言う人も珍しいなと(汗)。ユーミンから 「 センチです 」 と言われてました。
  「 最後まで歌わないとストーリーが分からない 」 とフルコーラスで歌唱。
  2曲目は新潟から来た男性より 「 星のクライマー 」。南極越冬隊員経験者で極地体験や犬の次郎太郎等、
やや硬めでも興味深い内容の会話がはずみました。こちらもフルコーラスで最終日の大サービス。
  「 南極の歌を作って欲しい 」とリクエスターから。
  ユーミンは「 まーやん ( 中川雅也氏 ) 追悼の時に ( ここで ) 歌った事を思い出した 」。

  その後、私好みのユ-ミンメロウソング集へ。
  「 M12. NIKE~The goddess of victory 」 で総立ちになるのは最終日ならではかと。
  「 M14. Blue Planet 」 では手持ちカメラがユーミンを追っていました。
  「 M18. BLIZZARD 」 ではスローな調子に合わせ、恒例の振りをする客も。
  ラストの 「 M19. 雪の道しるべ 」 までMCに変化は無く、23時13分頃にこれまで通りに終了。

  これで終わるはずが無いと誰もが思っていて、手拍子が続き、23時15頃、ユーミン&武部氏登場。
  「 出来ました!41回目の苗場(大拍手)。私は苗場を愛しても、みんなが幸せでなければ続けられません。
みんな一緒に頑張ろうね 」 とエールをおくり始まるアンコール 「 春よ、来い 」 。手拍子など無く静まる客席。
歌い終え 「 ありがとうございました。また来てね 」 と言い、ステージを下りるお二人。
会場入り口のドアが開き、いよいよ終わりかと思う間もなく手拍子が再び響き始め、23時22分頃お二人再登場。
  「 本当にありがとう。今回はライブが出来るのがやっぱりうれしくて、あっという間に8ステージ過ぎてしまい
ました。本当に来てくれてありがとう。ダブルコールにおこたえしてお送りします」。曲は 「 経る時 」。
このシーンでよく聴く曲ですが、今回はおごそかな気持ちになって聴いておりました。
歌い終え 「 ありがとうございました。 」 と言い、手を振りながらステージから去って行かれました。
  終演は23時28分頃。ついに、本当に終わってしまいました。

  翌朝、会場へ行くとポスターやボードが無くなっており、スタッフが機材をホテルの外へ運び出していました。
  毎年、苗場が終わると来年は来れるかなと思います。とにかく、3公演も参加出来て本当に幸せ者でした。
  駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


☆スマホのスクリーショット

☆撮影日時 : 4月13日(火) 09時10分頃