TOKYO LIVE SESSION in YEBISU
  '04.03.14(Sun) 恵比寿 ザ・ガーデンホール
 (Update '04.04.11)

☆Performed by
 塩谷哲(pf)、TOKU(Vo.flh)、大儀見元(Per)、吉田美奈子(Vo)

 2003年11月27日に約1年ぶりのアルバム「REVELATION(リベレーション)」を 発表した吉田美奈子さん。 全ての曲の作詞は美奈子さんですが、 作曲を他の方にお願いした曲も多くそのようなことは20年ぶりだとか。 広がる世界が多様になったと思えるアルバムです。 全てのアルバムを聴きこむほど詳しくはありませんが、 その活動には目が離せないアーティスト(ヴォーカリストというべきか)です。
 2004年1月8日のタワーレコード渋谷店でのイベントでは、 今年は色々な形のコンサートをやっていきたいと語っていました。 今夜もそんな活動の一つで、ジャズトリオにヴォーカリストとして加わるという仕掛けです。

 都内でも数少ない、大人に似合うエリアが恵比寿ガーデンプレイス。 その中にあるのが恵比寿 ザ・ガーデンホール。 数年前に原田知世嬢のライブ、少し前に某ファッションブランドのバーゲンセールに行き、 今夜は3回目の訪問。 全面ガラス貼りのような視界の開けたロビーからは、 超高級フランス料理店「タイユバン・ロブション」のシャトーふうの建物や、 ウェスティン東京、その下にはおなじみのTSUTAYAなどが見えます。 会場の大きさはステージ幅の割には前後に長い感じです。 前のほうは平坦なフロアーに椅子が置かれ、途中からは電動で段差のある椅子席が出てくる 可動式の椅子席になっており、足元にも余裕があり、段差もけっこうあって 後ろでもとても見やすく感じました。

19時10分、第1部スタート

 まずは塩谷哲(pf)さん、TOKU(Vo.flh)、大儀見元(Per)さんのトリオ演奏。 ジャズといっても前衛的だったり小難しいところがあるようなサウンドではなく、 ホンわかしたTOKUさんのフリューゲルホルンのサウンドに、同氏のヴォーカルと 軽快なピアノとパーカッションの響きに心地よい時間が流れてゆきます。 MCはもっぱら塩谷氏の担当。3人合わせて「ソルトクゲン」と呼んでいました。
 1、2曲演奏してはMC。これが爆笑。
 塩谷氏は「高田純次ふうのしゃべりが目標」のような事を言って受けてはいたのですが、 これが後で墓穴を掘ることになろうとは・・・。

 ところでTOKUさん。
 若手ジャズ界のプリンスと言われているらしいのですが、 このアーティストを初めて知ったのが、クラブチッタ川崎での2002年11月のTFMイベント。 高橋真梨子さんの「真昼の別れ」では、真梨子さんとデュエットしたり(シングル盤にのみ収録)、 楽器も歌もバッチリこなすイケメンという感じでしょうか。
 彼のサイトを見たらミュージシャンとして参加したアルバムも数多く、 人気と実力のほどを思い知らされた次第。 この時もつい最近発表したアルバムでギターを弾いてみたと言って、 昨日買ったばかりというギターも披露し、多才なところをアピールしていました。
 この第1部では6曲演奏されました。

20分の休憩

 休憩中には隣りの席のOLふう2人組みの会話が嫌でも
耳に入ってしまいます。
 このパーカションの人は元なになにというグループにいて、◎さんと
つながりがあるとか、なんとか。
こういうジャンルのファンも多いんだなと思いました。
 美奈子さんのファンでもあるらしく、同行の人と「美奈子さんてユーミンより
1歳くらい年上だったっけ」なんていうことも聞こえてきました。

第2部

 場内が暗くなると第1部に比べ少し緊張感が漂った気がしました。
 そして美奈子さんが黒いダラッと長いジャケット、パンツ姿で登場。
 髪は長いこと長いこと。。
 塩谷さんのピアノで2曲続きます。曲名が思い出せず残念無念。
 どんなアレンジでも自分の世界を作り、聴衆の耳を釘付けにしてしまう、 ささやくような時でも歌い上げる時でも、 それはそれは圧倒的なヴォーカルでございます。

 MCに移り「今日は(MCの)主導権を握って下さい」と塩谷氏にバトンを渡しながらも、 美奈子さんの語りは人生を悟った(?)オバさんモード全開。
 3曲目は塩谷さん作曲の「愛があたためる」。
 しっとりと歌い上げた後、TOKUさん大儀見さんが加わりいよいよ「トリオ+ヴォーカルタイム」の始まり。 トリオの面々もそれぞれの楽器の他にコーラスもこなさねばならず、 なかなか大変。
 TOKUさんとは以前にもジョイントしたことがあるという美奈子さん。 「彼が私のパートを歌ったりして」と会場を笑わせますが、 一番大受けしたのが塩谷氏の「高田順次ふうのしゃべり」についてで、 「そうか、ココロがこもっていないということですね」という美奈子さんに 会場大爆笑、塩谷氏は否定するのに必死という場面。
「楽屋と同じ感じです」というだけあって、笑いの耐えないMCでした。

 「リバティ」〜「星の夜」と続く「美奈子さん+トリオ&コーラス」の曲の数々。
 いずれもジャズセンスあふれる素晴らしいものでした。
 美奈子さん:すごく上手くいきました
 塩谷さん:あ〜緊張した
 という雰囲気が伝わるも、じっくりと聴きこませるサウンドに包まれた
贅沢な時間が流れたように思いました。
 第2部では7曲演奏されました。

アンコール

 アンコールは飛び入りでLyrico(もと露崎春女)嬢も登場。
 近所を通りがかったので、というわざとらしさも感じつつ 塩谷さんとは今までもジョイントしたことがあるようです。 TOKU氏のアルバムに収録されている「ゴールデン・レディ」を演奏、 大盛り上がり。
 Wコールではジャズトリオに戻り「フォー・マイ・レディ」を演奏。

 お酒でも飲みつつ、タバコでも吸いながら聴きたくなる雰囲気の
2時間50分。曲数が少なかった分、爆笑のMCの数々。
 なかなか有意義な夜を過ごしました。

 例によって開演時刻間際に会場に到着。
 ちょうど「ボテロ野外彫刻展」を開催中で、プレイス内のあちらこちらに 巨大な彫刻が展示されていました(2004年7月11日(日)まで)。 チョコレート色がずっしり感を醸し出し、それはユーモラスでもあり、 圧倒される大きさの人や動物の彫刻の数々。
 もっとゆっくり見られる余裕があれば良かったと思いました。

☆余談
 プロモーター直売サイト「チケットナビ」で初めてチケット購入。
 10時直後にカンタンに買えたものの、ほとんど最後列の席。
 送料、手数料もタップリ取られ、期待はずれでございました。