東京国際フォーラム('00.7.4(Tue) 〜 5(Wed)) (Update '00.7.14)
(全てメモと記憶により書いております。)

7月4日(火) (Update '00.7.7)

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ついにラスト3公演の日がやってきてしまいました。
17時頃から空が暗くなり、ものすごい雨となりました。
新聞によると、この会場の近く、大手町では17時半からの1時間の雨量が
82.5mmで史上2番目とか。
道路はまるで川のようだし、交通機関にも影響が出たようです。
この画像の立て看は、地下鉄の駅構内から連絡通路を通り、
東京国際フォーラムB1へ入った所にあるものですが、
この通路も雨漏りしていました(哀)。

会場入りは予定通りらしく、開演の19時にはほとんど席が埋まりましたが、
遅れに遅れて19時25分、ライブは始まりました。

カウントダウンの時の衣装を纏って登場のユーミン、1曲目は「ベルベット・イースター」。
気になる声の調子は、金沢よりは良くなっている感じですが、まだ苦しそうです。
半年ぶりにこの会場へ帰ってきたライブ。何かサウンド的に違和感があるのだけれど。
今までずっとここより小さいホールで聴いてきたためなのか、
どこか楽器の調和が悪く聞こえました。「Night Walker」でのギターはハズれているようだし、
武部さんのピアノ(キーボード)もバランスが定まらずと言うか、
全体的にピシッと揃っていないような感じがしました。慣れの問題か気のせいでしょうか・・・

最初のMC。「外は雨で、この建物にも雷が落ちたって話です。」と天候にふれて、
「今夜は最高の夜にします。ピアノの前に座るとドキドキしちゃうのは、
カメラがあるからじゃなく・・」
とネタバレ。はい、5日付けのスポーツ新聞は6紙全紙に写真付きの記事が載りました。

2度目のMC、これは金沢とほとんど変らずでした。
金沢のレポに誤りが。
"Frozen Roses"のイメージは「やけた腕にえがかれたバラのTatoo」が正解、
「やせた」ではありませんでした。そして、昨日の話が飛び出しました。
「また新しいアルバムを作っているところです。たて続けになるかもしれません。
それに先駆けて9月にシングルを出す予定です。
昨日は歌入れだったんだけど、詩に納得できずスタジオを飛ばしてしまいました。
ちょっとやってみましょうか。スキャットでやってみます」
と、ここで新曲発表があるとは!ピアノサウンドに良くマッチした、スローテンポの曲で
とてもきれいなメロディー、絵画的な感じがしてサウンドトラックにも合いそう。
でも途中でとても難しく曲が転回するところなんか、いかにもユーミンの曲という感じ。
「逗子ではちゃんと発表しようと思います。」
これで、またまた逗子への期待が高まります。
翌日の某紙によれば、これは9月20日に発売で
日テレ系「シドニーオリンピック」のイメージソングとのこと。早く歌詞入りで聴きたい!

さてさて、この後からは結構淡々と流れて行くようでした。
2番目の衣装はクレープを巻いたようなと称しているタイプ。
この日のアンプラグドは「海をみていた午後」と「巻き戻して思い出を」。
どうも声の感じがちょっと・・。「巻き戻して〜」の終わりの方で少し声枯れも。
盛り上がりなのですが、今夜は最終公演初日ということか、いま一つ東京モード。
先月の中野の爆発的な声援が嘘のように、でも毎回最終に至る東京公演はこんな感じ。
ファイナルに近づくほどにだんだん盛り上がってくるんです。
きっと明日は今日以上の盛り上がりだと思います。
アンコール時のTシャツの色はブルー系。
「どうも。精一杯やりましたが楽しんでいただけましたか。
今夜はどうもありがとう」とご挨拶も標準型。
ダブルコール「青いエアメイル」の時も「どうもありがとうございました」と
感動レベルはあまり高くないような感じでした。
客の引きも早い、早い。まあ初日はこんなモノでしょう。
それにしても新曲が聴けるとは思ってもいませんでした。


7月5日(水) (Update '00.7.7)

今夜も開演はちょっと押して19時15分。
レース地が多いタイプの衣装で登場するや、昨日とはうって変わったド〜ッという声援。
だんだん盛り上がり度が高まってきたようです。
1曲目は「そのまま」。そう、この曲は東京・関東地区では初演奏ですね。
「このツアーもいよいよ大詰めです。」本当にそうですね。心して聴かなくては。。
2度目のMCでの新曲発表も、少し余裕が出てきたのでしょうか、
「途中の段階で聞かせるのは、着替えを見せるようで恥ずかしいけれど」と。
「2番はもっと盛り上がって行くんですよ。」だそうです。
明日はいよいよ全曲が聴けるかなァ。

2番目の衣装は昨日と同じ。
アンプラグドは「心ほどいて」と「やさしさに包まれたなら」。
1曲目とアンプラグドはこれら3曲で総入れ替えというのがお決まりのようですね。
どんどん盛り上がる客席、でもステージ上ではトラブル発生か?
「アフリカへ行きたい」からしばしば、イヤモニに手を当てるような仕草が。
この曲では途中でマイクのチェンジもありましたね。何があったのでしょうか?

アンコールのTシャツはピンク。満場の盛り上がりレベルは最高に達するダブルコール。
「ずっとやってきたので、終わるような気がしません。
いつかは私のパフォーマンスも終わる時が来るかもしれませんが、
それまでよろしくお願いします」と涙ながらのご挨拶。
そしてシーンと静まる客席に響く「青いエアメイル」。
回を追うごとに時間の流れが早くなるようです。
21時16分終了。トリプルコールの求めも少なく、引きは今夜も早かった。。