青山劇場('00.4.7)(Update '00.4.12)

何やらやたらと人気があると聞いたグループ「ザ・コンボイ」。
好奇心から行って参りました、青山劇場。
ここは98年6月の「蜘蛛女のキス」以来、1年10か月ぶりでございます。
会場内は95%が女性と見ました。

「まずはライブを見て下さい」とのリーダー「今村ねずみ氏」の言葉の通り、
これは何と呼んで良いやらのジャンルでございました。
演劇、ミュージカルから、漫才、漫談、タップダンス、
ニューハーフショウ(?)までゴッた煮の味わいでしょうか?

いちおうテーマは「昭和」だそうです。
劇作家のねずみ氏の夢の中で、各メンバーの親が現れて、
ねずみ氏も加わり、タイムトンネルをくぐり抜け、月面に降り立って・・・
という趣向です。ここまでで約1時間半。
この後、メンバー総動員のレビューやら、個人芸やらが続きます。
懐かしのCMソング集、ヒットメドレーとか、もう種々雑多(?)。
(シッカリとスポンサー=miki houseをヨイショすることも怠りなく。)
その親も様々で、生きている親もあればもう亡くなった親もいる。
生まれ育ちの環境もバラバラ。
自分の親を自分で演じるメンバーの心境はいかなるものでしょう。
そのあたりちゃんと聞いてみたいものです。
最後はそれぞれの親の写真が下りてきて、親に感謝して僕らも生きて
行きますといった感じで幕となります。

と、このように書くと、面白味も何も伝わらないのですが、
バラエティショウだと思えば、戦争や貧困とか厳しいモノが伝わってこなくても、
その精いっぱいに動いた2時間半の濃さは、それはそれで見事なモノでした。
メンバー個々のキャラクターなどを理解していればもっと楽しめたでしょう。
ジャニーズ系を卒業した方には、新しいジャンルのグループとして
受け入れられるのかもしれません。
追加公演が秋にあるようですので、興味ある方はチケットを狙ってみては?