大阪フェスティバルホール('00.3.25(Sat) & 26(Sun)) (Update '00.3.28)
(全てメモと記憶により書いております。今回は旅日記と化しております。)

★3月25日(土)

画像=6K  いくらか雲があるとはいえ、なかなかに晴れわたった東京。
 10時21分発、ひかり221号はひたすら西へと向かいます(当たり前じゃ)。

 富士山が見えるかなァといつも楽しみなのですが、今回はバッチリ、ご覧の通り。
 米原あたりでは雲が低くたれこめ、京都を過ぎた頃には一雨あったものの、
 13時17分着の新大阪はちゃんと晴れておりましたです。


★早速リサーチ!リサーチ!!
明日(26日)は幸か不幸か中野のチケット発売日。
とりあえずは「ぴあ」のスポットを探さなくては何も始まりません。
東京で買った「ぴあ関西版」を持って、ホテル周辺をウロウロ。
ウ〜ン、やはり大阪、地下や駅コンコースに数箇所ありますね〜。
「阪神戦チケット」の貼紙を観る客多し、さすが地元だけありますナ。

★歩き疲れて昼寝の後は
結構歩き疲れ、しばしの昼寝もイイ気分。
中学校時代の友人と2年ぶりに再会し、ビールを一本やってたらもう18時15分。
「Miss Broadcast」状態で(要はタクシーってこと)でフェスティバルホールへ駆け込む。
ほぼ同時、18時36分、いよいよ本ツアーの大阪初演の始まり始まり。

★ここからライブレポ
さすがに、大阪。拍手があつい(熱い、厚い、篤い、どれでも合いそうな・・)。
フェスティバルホールと言えばクラシックの殿堂であり、音のバランスが実に気持ちよいです。
最初の衣装は、ヒラヒラの黒レース地が多いタイプです。
ユーミンもこの会場を懐かしみ、また大いに気に入っているようなMC。
「この反響が懐かしい。フェスティバルホールは11年ぶり。
何か全然時間がたっていないような・・・たったような不思議な感じです。
Love Wars以来かなァ」としみじみムード。

客の乗りって、確実に自分にも跳ね返ってくるもので、冒頭の弾き語り5曲では
また今宵も不思議と泣けてくるのでした。
「Spinning Wheel」を歌い終え、ユーミン退場、武部サンはピアノの前へ。
武部サンのピアノソロになっても止まない手拍子、これどうにかならないでしょうか??
もう〜、「卒業写真」でも手拍子打っちゃう土地柄だから仕方がないのでしょうか??
「Josephine」で着替えて再登場のユーミン、オ〜!、新しい衣装じゃないですか!
かなり細かな柄の着いた布地を巻きスカート風に纏っています。

最初は緊張気味に見えたユーミンですが、アンプラグド前の頃になると
いつもリラックスするようで、今夜もアドリブ炸裂(?)。
「シャングリラ」の話で、大阪発のイベントだったという導入部に次いで、
「今はなきノックさんもやってきまして(会場笑い)”大変ですね〜”っと。
こんな大変なことになるとは思ってもみませんでしたね。(更に笑い)
私は難波(なにわ)の(モニカ)ルインスキー、なんて言っちゃったりして・・・」
ちなみにシャングリラ拍手率、今夜は8.5割、とのことでした・・・

そして、札幌(自分は見てないけど)、市川(17日)に続き、またまたからくり人形の振りで
登場の市川サン。
メンバー紹介も気楽な雰囲気で続いていきますが、笑わそうと思ったネタが当たらないことも
しばしばで、さすが笑いに厳しいお土地柄でしょうか。
(例えば田中サンの時の”体当たりアタック”とか、けっこうハズれるんですよね〜哀)

★盛り上がりはスゴいものが(1階の場合・・・)
「ユ〜ミ〜ン」と呼ぶ声も男女問わずひきもきらないって感じ。
「リフレイン」になると、1階は総立ち状態。
ワタクシメもドドンドンドンと地響きのようなリズムで始まる「アフリカへ行きたい」から
重い腰を上げてしまいました。。
アンコール、今夜はブルー系のグルービーTシャツで再登場のユーミン。
「最高です!このままずっと歌って行きます。私を120%にしてくれて
どうもありがとうございました!」と観客席にもエールを贈る。

市川2Daysと同様、ちゃんと流れ星が流れた「中央フリーウェイ」も終わってしまい、
「14番目の月」でライブも最高潮となる。
舞台右側の方では、ユーミンのオシリへタッチさせていたような!
(この曲じゃなかったかも?)

★アッという間の2時間10分
ライブの時間が過ぎるのが、だんだん早く感じるようになってきたのは何故でしょうか。
満場の大拍手がリズムを揃えその大きさを増して、そしてダブルコールへ。
舞台の左端から右端までゆっくり歩いて、おじぎを繰り返すユーミン。
「青いエアメール」ではさすがに場内は静まり返ります。
20時47分、終演。

★深夜の再チェックで成功の予感?
地元通の方にウマいお店を教えていただき、飲み食べした後、ホテルへ戻る途中で
またまた「ぴあチェック」。
何と「La'cryma Christi」も電話予約のみになったという掲示が!
並べば取れそうな予感がしつつ、とても今からは並べず、寝ることに。


★3月26日(日)

4時に起きるつもりが、5時近くに目が覚める。
早速「ぴあ」へ行き、何と先頭を確保。
5時間寒さをガマンして、その結果めでたく中野のチケットを確保。
朝食後、15時のチェックアウトまでしばしの睡眠!

画像=10K
★梅田界隈のミニ・レポ
ホールの開場まで少し時間があるので、梅田界隈をブラつく。
ヒョえ〜、屋上に観覧車があるビルが。(阪急ファイブ)
これって何かなァ〜、ラスベガスの真似??

渋谷の街を闊歩する、ガングロ・厚底靴の女の子を何故か全く見かけない。
あれって東京だけの流行なのでしょうか。。
そして男の子も女の子も自然体で素直な感じがしたのだが、これって先入観かなァ・・・



画像=10K ★歴史的なホールなのでした
 今日はゆとりを持ってフェスティバルホールへ到着。
 1階のロビーに1958年以来のステージ生写真がズラっと並んで展示されています。
 クラシック(バレエ、オペラ)ばかりだけれど、やはり歴史があるホールなんですね。
 写真そのものがレトロな感じに古びていたりしています。

★2階は急でちょとコワイ
 今日は2階の最後列から2列目の最も右の席。
 自分としては、ローソンのRoppiを操作して取った初めてのチケット。
 2階は傾斜が急で立つとかなりコワイです。
 ここから見ると、ステージはかなり広く、ピアノから最前列までは軽く数メートルはありそう。
 17時9分、いよいよ2日目の始まり。
 1階から大声援がワ〜ッと吹き上がってくるのが分かります。
 2階席の観客はけっこう静かです。
 ただ、既に普段の数日分は歩いたワタクシメ。館内は暖房と熱気でやたらと熱く、ほっておくと寝てしまいそうな感じで、立つこともなく観ていられるこの席でも大満足。
 決して寝てはおりませんです。


昨日とは変わって、黒いドレスで登場のユーミン。
2番目の衣装も昨日とは変わり、今までたびたびご着用の巻きスカートタイプ。
MCのリラックス感も益々で、今夜のシャングリラ率は8割にダウン。
アンプラグドでは市川サンは、顔を手のひらで隠しながらの登場。
これって「からくり人形」の新バージョンですね。
「出てきた時の暖かい感じがなつかしく、あこがれのホールだったことを
 思い出しました」と感慨深げなユーミン。

そして始まる1曲目は何と「心ほどいて」。
横浜でもこの曲の日があったそうですが、私がFRツアーで聞いたのは初めて。
「ツアー後半もこれでバッチリ。このホールの感じ、イイですね〜
 大阪にずっといたい!」と本当に一同、ここがお気に入りの様子。
後半に入ると、1階に負けじと2階席でも立つ人が現れ始めます。

★感動をいただきました
熱気がこもったまま、アッという間に気がついたらダブルアンコール。
時刻は19時14分になっています。
「大阪のお客さんは私に勇気を与えてくれます。いつもいつも本当に感謝しています。
 次に来る時は全然違うショウを持って来ますので待っていて下さい!」と
昨日はなかった発言も飛び出しました。
双眼鏡の中に見えるユーミンはいつも以上に汗にまみれていたような気がしました。
19時19分、ハ〜、ついに今夜も終わってしまいました。
はずみで行くことになったような、関西3都市公演。
自分としてはこれが最初で最後かもしれないと思いつつ、
ひかり176号は20時17分に新大阪駅を出発。23時19分着の東京はまだまだ寒いのでした。
疲れたけれど、これ程ユーミン三昧の遠征もなかったような気がします。