パシフィコ横浜国立大ホール('00.1.25)(Update '00.1.26)

記憶とメモにより書いております。

・会場付近にて撮影。インターコンチネンタルホテルの左がパシフィコ((c)Hide)
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いやあ、この日もかなり寒くって、午前中はチラチラと白いものが舞ったりしていました。 でも会場内は開演前より熱〜い雰囲気。何しろ私は1階14列=6列目と、 京都の時に次いで前のほうです。しかも今夜は中央で、ほぼセンターマイクの真ん前。

近くの席にはあの顔この顔、お知り合いがわんさか座っていて、苗場のライブのようです。 少しだけ遅れて18時45分ころライブスタート。 ただ近いだけじゃなく、この夜のユーミンは更に快調そのものでした。

まず最初の「ベルベット・イースター」からして、声が無理なく出ていて、やさしく伸びやか。 客席を向いている時は、もっぱら自分に対して歌ってくれているような気にさせてくれます。 ミーハーモードレベルはグングン上がっていってしまいます。 照明の照度が更に上がったみたいにキレイでしたね。


「生まれた街で」では間奏部でコーラスのハミングが変わったように聞こえました。 ユーミンの表情もこの曲にふさわしく、明るく晴れやかな感じです。 MCも本当に素直に、心から話している感じがしてきます。余裕も出てきたのではないでしょうか。 「NIGHT WALKER」後では、「一人で舞台へ出てくる時って上がるんですよ、こう見えてもノミの心臓で」とか。
「今日は横浜最終日だし、行くヨ!」と、すこぶる元気いい。

ちょ〜っと飛ばし過ぎて、「Spinning Wheel」では歌詞が分からなくなって、首をかしげてしまいましたね。。 確かに「変わらずにくりかえす 哀しみは思い出に よろこびは知らぬまに 消えるけど」のところって、紛らわしいですよね〜。ご愛敬。。
「アンプラグド」の準備中の時にも、シャングリラに触れると客席から拍手が起きて、 「2階の方はみんな見ていただいたようですね」とフォロー。
最前列に客が来ると「空いてたんで気にしてたんですよ」と、これって高橋真梨子のMCと同じじゃん(←横浜方言だす)。

ロシアメンバーとのダンスパーティーのことへと話題は移り、彼等がとてもドレッシーでセクシーな格好で現れたことについて、 「ロシア出る時からダンスパーティーやる気だったのかなァ」とツッコミ(?)、
バンドメンバーがだんだん調子付く様子も、「『からくりエロ人形』のように下唇は出て、・・・」とスゴい表現で客を笑わせます。 (ところで『からくりエロ人形』って何??)

メンバー個人の紹介も本当に楽しそうで、説明が長くなっていきます。
市川さんの時には、正月の「ロシア行き中止」の替わりに、4月にプロデューサー(正隆氏)と行く予定と新情報も。 (逗子の打ち合わせじゃないですよね? by ヒデ)
「この人、何人(なにじん)にもなっちゃうの、ロシア人、ノルウェー人とか。アイヌ・コタンへ行った時は正にピッタリ!」という発言はいつぞやのMCの 時に聞いた覚えがありますぞ。「エスニック市川」と呼ばれています、で締め。
中川さんの「東京タワーの下でゲ○にまみれていた」というエピソードにも「救急車一歩手前でした!」と追い討ち(?)。
最後に登場の村石さんは、おしゃれにバラを一輪持ってきて、マイクスタンド(?)に取り付けます。

この日の曲はやはり「海午後」と「巻き戻して」。ドルフィンネタは相変わらず大受けです。 「巻き戻して思い出を」のイントロ部では、「パパッパ」とユーミンのスキャットが入りました。 これってマイクに乗って会場全体に聞こえたのかなァ〜。

「Now Is On」からは、やっと自分も立てる席へ来たゾ、の思いで「見えないよォ」という後ろの声もあったようですが、 「リフレイン」からは私の周辺は総立ち状態。コーラスと振りがシンクロして踊りまくりの客も今夜は特に多いような感じです。 あの何かに取り付かれたようなユーミンの踊りも、今夜は更に軽くダイナミックなように見えました。

そしてアッという間にアンコールでの再登場!
「最高!このまま歌い続けてもいいって感じ。私を120%にしてくれてどうもありがとうございました!」と こちらまでうれしくなるようなご発言で、更に会場は盛り上がりを増していきます。 文句を言っていた後ろの客もちゃんと立っているではありませんか。。

22日(土)は流れなかった「中央フリーウェイ」での流れ星も、今夜は一回スーッと流れました!
Wコール、化粧も崩れて、髪も乱れて、それでもじっくり歌うユーミンの表情を見ていると あ〜ツアー前半も終わってしまう、と妙に感傷的になったりもしました。
「どうもありがとうございました」と生の声が聞けるのも、前列ならでは。
やはりトリプルコールを引き出すには横浜の客はクールで、ドンドン席を立って行ってしまいます。
私は結構頑張ってみたのですが。。

外の空気は更に冷えていたけれど、でも、今夜は良かったなァ、本当にずっと聞いていたかった、と大満足で終わったのでした。
ツアー開始後1か月が過ぎ、エジプト旅行で鋭気を養い、本ツアーも更に磨きがかかっていくような気がします。
今度はどんな雰囲気で首都圏へ戻ってこられるのか、もう今から楽しみです。

★(追記)1月22日(土)、25日(火)共に、1番目・2番目の衣装は12月24日と同じ、アンコールのTシャツの色はブルー系でした。